フットケフットケアプロコースを終えて。教える中で見えてきたこと
フットケアプロコースも、いよいよ最後の確認テストを残すところまできました。
オンラインでの座学から始まり、対面での技術指導、カウンセリングの練習など、時間をかけて一緒に学んできた今回の講座。
まだすべてが終わったわけではありませんが、ここまで教えてきた中で、私自身にもたくさんの気づきがありました。
伝えたいことがよりはっきりした一方で、これから見直したいことや、さらに深めていきたい部分も見えてきました。
今回は、フットケアプロコースを教える中で感じたことや、この講座で大切にしたいことについて、少し書いてみたいと思います。

今回受講してくださったのは、3人のお子さんを育てているお母さんです。
これから、妊婦さんや子育て中のお母さんなど、日々頑張っている方たちを少しでも癒してあげたい。元気になってもらえるようなことがしたい。
そんな思いを持って、この講座に申し込んでくださいました。
ご本人は、年齢のこともあり、「今からでも覚えられるだろうか」「きちんと身につけられるだろうか」と、はじめは少し心配されていたようです。
けれど、実際に講座が始まると、毎回とても真剣に取り組み、次の講座までにしっかり復習をしてきてくださいました。
オンラインで学んだ内容を少しずつ積み重ね、その後の対面での技術指導では、実際に足に触れながら、手の使い方や姿勢、力加減、施術の流れなどを確認していきました。
技術を覚えることは、決して簡単なことではありません。
それでも、分からないことをそのままにせず、一つひとつ確認しながら、楽しそうに学んでくださる姿を見て、私もとても嬉しくなりました。
もちろん、技術の習得にも力を入れました。
座学の段階から、反射区の位置や施術の順番を何度も復習し、一つひとつ確実に身につけられるよう進めていきました。
その積み重ねがあったからこそ、対面での技術指導では流れもスムーズで、手の使い方や姿勢、力加減など、より実践的な部分に時間をかけることができました。
「覚えること」と「実際にできること」は違います。
だからこそ、何度も繰り返し練習し、自信を持って施術できるようになるまで、一緒に確認しながら進めていくことを大切にしています。
伝えたかったこと
今回、私が一番伝えたかったのは、「技術」ではありません。
もちろん、技術はとても大切です。でも、それは練習を重ねれば、少しずつ身についていきます。
私が本当に伝えたかったのは、「どのようにお客様と向き合うか」ということ。
お客様は、一人ひとり悩みも生活も違います。
その方が本当に困っていることは何なのか。
なぜ、その症状が起きているのか。
そして、その方に今できることは何なのか。
その答えを見つけるためには、施術をする前のカウンセリングがとても大切になります。
もちろん、初心者のうちから完璧なカウンセリングができるわけではありません。
だからこそ今回の講座では、「どんなことを聞けばいいのか」「どう質問すれば、お客様が話しやすくなるのか」といったことにも力を入れました。
私はいつも隣にいてアドバイスができるわけではありません。
だからこそ、どんなお客様にも誠実に向き合い、自分で考えられるセラピストになってほしい。
そのための土台となる考え方や姿勢を、今回一番伝えたかったのです。
技術は何度も練習すれば少しずつ上達します。
でも、カウンセリングでは正解が一つではありません。実際の講座でも、「このお客様には何を聞いたらいいと思いますか?」と一緒に考える時間をたくさん作りました。
同じ足を見ても、見る人によって気づくことは違います。その違いを大切にしながら、お客様の生活や想いまで想像できるセラピストになってほしい。
そんな気持ちで講座を進めていました。

スタートラインに立ちました
まだまだスタートしたばかりです。
これからどんなセラピストになっていくのか、私もとても楽しみにしています。
話を聞いていると、これからやってみたいこともいろいろあるようです。
きっと私とはまた違ったやり方で、自分らしい素敵なセラピストになっていくのだと思います。
そして今回、彼女自身もしっかり理解してくれたことがあります。
これから先、どんな新しい施術や技術を学んだとしても、その前に「ブレない土台」があることがとても大切だということ。
技術や知識が増えても、セラピストとして大切にすることは変わりません。
常にニュートラルでいること。
できるようになったからといって調子に乗らず、いつも学ぶ姿勢を忘れないこと。
自分にもお客様にも無理をしないこと。
そして、わからないことは「わからない」ときちんとお客様に伝えられること。
何でも知っている人、何でもできる人になることが、プロなのではないと私は思っています。
目の前のお客様に誠実に向き合い、自分にできること、できないことをきちんと見極めながら、その方のために考え続けること。
そんな土台があれば、これからどんな技術を身につけても、きっと自分らしい施術につながっていくと思います。
講座としてはもうすぐ一区切りですが、セラピストとしてはここからがスタート。
私が近くにいるわけではありませんが、これからも全力でサポートしていきたいと思っています。
どんなセラピストになっていくのか。
私も楽しみに見守っていきたいと思います。

講座について
現在、このフットケアプロコースは、実際に講座を行いながら少しずつ内容を見直し、より良い講座へと育てています。
「ただ技術を覚える」のではなく、お客様と向き合う力や、考える力を身につけたい。
そんな思いを持っている方に、ぜひ受けていただきたい講座です。
経験の有無よりも、「誰かの力になりたい」という気持ちを大切にしています。
もし興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
あなたらしいセラピストへの一歩を、一緒に応援できたら嬉しいです。

