50代からのぽっこりお腹は「脂肪」だけじゃない― 内臓下垂という静かな変化 ―
昨日、久しぶりに体重計に乗りました。
あれ?
3キロくらい増えている。
冬は毎年少し体重が増えます。
それは自然な流れ。
体が春に向かうために、少し溜め込むのは悪いことではありません。
(少なくとも私は思っています。)
でも今回は、ちょっと違いました。
体重というより、お腹の形が変わっている。
ぽっこり、というより
前に落ちているような感じ。
あぁ、そうか。
私はもう更年期世代。
月のリズムも、そろそろ終わりそうです。
そうなると
代謝は落ちる
骨は弱くなる
血の巡りもゆるやかになる
今までホルモンが元気に支えてくれていた部分が
少しずつなくなっていく。
それは、確かなこと。
若い頃は、
多少食べても戻ったし、
少し動けば締まりました。
そうですよね?
でも今は違う。
自然に戻る力が、少し弱くなっている。
そしてその変化のひとつが
「ぽっこりお腹」なのかもしれません。
内臓下垂ってなに?

内臓下垂とは、
本来お腹の中で
きちんとした位置に収まっている内臓が
少し下に下がってしまう状態のこと。
内臓は
・筋肉
・腹圧(お腹の内側の圧)
・骨盤底の力
この3つで支えられています。
けれど年齢とともに
その“支える力”が弱くなると、
内臓は重力に負けて少しずつ下へ。
太ったというより、「筋力が落ちて支えがゆるんだ」
それが下腹ぽっこりの正体のひとつです。
内臓が下がるとどうなるの?
大きな病気ではなくても、
じわじわとこんな変化が起こりやすくなります。
- ・下腹ぽっこり
- ・便秘やガスだまり
- ・胃もたれ
- ・頻尿や尿もれ
- ・呼吸が浅くなる
- ・腰痛や反り腰
内臓が前に落ちると、
体はバランスを取ろうとして姿勢も崩れやすくなります。
「なんとなく不調」が増えてきたら、
それは衰えではなく
整え直すサイン。
じゃあ、どうやって整え直す?
50代からは
激しい筋トレよりも、仕組みを整えること。
ポイントは3つです。
① 呼吸
鼻からゆっくり吸って
お腹をふわっと膨らませる。
長く吐く。
横隔膜がしっかり動くと
内臓は上から支えられます。
② 下腹を引き上げるお腹マッサージ
締めるのではなく、
そっと持ち上げる。
おへその下を
やさしく上へもみあげる。
ぽっこりお腹を少し引き上げてあげると
本来の位置を思い出してくれます。
寝転がった状態でこのストレッチをやると効果的

③ 姿勢
胸を張るのではなく
頭をふわっと上へ。
みぞおちを軽く引き上げる。
それだけで
内臓の位置は変わります。
これからやれること
50代は、衰えではありません。
ホルモンが支えてくれていた時代から
自分で支える時代へ。
ここからが本当の養生。
一生歩ける体をつくるには、
お腹の土台を整えることがとても大切です。
今日はぜひ、
背筋を少し伸ばしてみる。
ゆっくりお腹に息を入れてみる。
下腹をふわっと持ち上げてみる。
それだけで、体は応えてくれます。
そしてこの続きとして、
膝を立てて行うやさしいお腹のセルフケアを
今度動画で紹介します。
強く押す必要はありません。
体は、やさしく触れるほうが
よく変わります。

